近年、安全にインターネット通信が行える「VPN」を利用する人が増えています。企業による機密情報のやり取りから、個人での動画配信サービス視聴など、VPNはさまざまな場面で使われています。
今回は、そんなVPNサービスの中でも受賞歴がある「ExpressVPN」の特徴やメリット・デメリットを解説していきます!
そもそも「VPN」とは?
VPNとは「Virtual Private Network」の略称で、「仮想専用線」で安全に通信する仕組みのことです。このVPNには、仮想的に不可視の通信路を形成する「トンネリング」、データを保護する「暗号化」、通信データを包み隠す「カプセル化」といった技術が用いられています。
そのため、VPNでは通信している「人物」「場所」「内容」が特定できなくなるため、プライバシーや機密情報の保護が可能なのです。また、他の国を経由してアクセスできるため、本来利用できない制限されたWebサイトやサービスなどの利用にも用いられています。
ExpressVPNの特徴
ExpressVPNとは、2009年に設立されたVPNサービスです。VPNプロバイダとして世界最大級であり、高い安全性や通信品質で知られています。また、2020年には業界初となる「Dynabook(旧・東芝クライアントソリューション)」の公式VPNパートナーに任命されました。対応デバイスやサーバーロケーションが豊富なため、あらゆるシーンで活躍する高品質なVPNサービスとなっています。
基本情報
- 運営企業:Express Technologies Ltd.
- 所在地:イギリス領ヴァージン諸島
- サーバー数:3000台以上(94か国)
- 暗号化規格:AES-256bit
- 対応OS:Windows、macOS、iOS、Android、Linux
- 対応ブラウザ:Chrome、Firefox、Microsoft Edge
プラン価格
すべてのプランに、ExpressVPNアプリと年中無休24時間カスタマーサポート、30日間返金保証が含まれます。なお、価格は2023年1月14日時点のものになります。
- 1か月:12.95ドル/月
- 6か月:9.99ドル/月
- 12か月(+3か月無料):6.67ドル/月
ExpressVPN 3つのメリット
①シンプルで使いやすい
ExpressVPNは、非常にシンプルで使いやすいというメリットがあります。各デバイスで提供されている専用アプリは、ワンタッチで機能を操作することが可能です。これほど簡単で直感的な操作ができるVPNサービスは、ExpressVPN以外に無いと言っても過言ではないでしょう。
②匿名性が高い
ExpressVPNは、セキュリティが優れていることもメリットです。通信するデータは軍事レベルの暗号化規格「AES-256bit」によって保護されており、業界最高峰のセキュリティとなっています。また、ExpressVPNは利用者の閲覧履歴やIPアドレスなどの記録を保持しない「ノーログポリシー」で運営されています。つまり、あらゆる面で情報漏洩のリスクがほとんどゼロとなっており、安心して利用することができるのです。
③通信品質が高い
ExpressVPNは、速度に優れた高い通信品質が得られるメリットもあります。VPNはサーバーの距離が遠い、多くの利用者が重なる時間帯といった複数の原因で速度が不安定になりがちです。しかし、ExpressVPNは非常に安定した通信速度のため、動画視聴でも安定したストレスのない使用が可能となっています。
ExpressVPN 3つのデメリット
①料金がやや割高
ExpressVPNは高品質ですが、利用料金がやや割高なのがデメリットです。プランにもよりますが、他社と比較すると全体的に料金が高めに設定されています。しかし、1年プランで契約すれば大幅割引となるので、そこまで料金の高さを気にする必要はないでしょう。
②サポートが日本語に未対応
ExpressVPNのサポートは日本語に未対応であることもデメリットです。Webサイトは日本語に対応していますが、サポートチャットの返答が英語のみとなっています。そのため、英語が読めない場合はGoogle翻訳などを使ってやり取りする必要があります。
③同時接続台数が5台まで
ExpressVPNは同時接続数が5台までとやや少ないのがデメリットです。1つのアカウントにつき5台までなので、家族中の複数デバイスで使用する場合などでは十分な台数とは言えません。他社サービスでは6台以上、または台数無制限であることから、同時使用が多い用途の場合には不向きと言えるでしょう。
最後に
ExpressVPNは、定評がある優秀なVPNサービスです。もし、通信品質が高いVPNをお探しなら、ぜひ利用することをおすすめします!