安全性を高めるためにVPNは常に接続しておくべき?自動接続機能とは?

皆さんが日頃何気なく使っているインターネット。便利ですよね。もしかしたら、既にあって当たり前と感じる人も少なくないでしょう。最近はカフェや空港、ホテル、レストランなど、Wi-Fiスポットがあれば、どこからでも無料でインターネットを利用できます。公衆Wi-Fiを利用すれば、スマホの通信料金を大幅に節約したり、外出先でも安定した速度を維持したりできますよね。そんなインターネットですが、ここ数年でウイルスやハッキングなどを始め第三者からの攻撃と脅威の対象として、被害が日々拡大してきています。

「安全なインターネット通信の対策が必要なのはわかっているけれど、どのような対策をとるのがいいか、わからない」という方もいらっしゃると思います。VPNはインターネットセキュリティ対策のひとつとして世界的に活用されています。この記事ではそんな安全性を高めるVPNを上手に活用するために、VPNを常に接続しておくべきか、またVPNの自動接続機能とはなにか、について解説していきます。

VPNの利用が推奨される場面

VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上で通信する情報を暗号化することで、プライバシーやセキュリティを強化する技術です。以下の場面においてVPN接続が推奨されます。

1- 公衆Wi-Fiを使用する場合。

公共のWi-Fiは安全でないことが多いので、VPN接続することで、個人情報やパスワードなどの機密情報を保護することができます。

2- テレワークなど自宅で仕事をする場合。

自宅のWi-Fiネットワークは信頼できるかもしれませんが、VPN接続することで、業務に関連する情報をさらに安全に会社や取引先に送信することができます。

3- 重要な個人情報等を送信する場合。

銀行情報やクレジットカード情報などの個人情報を送信する場合、ハッキングから保護するためのVPN接続はとても有効な保護手段です。

さらに、VPNでできること

1- 海外のサービスを利用する

VPNは、自分が選んだ場所からWebサイトにアクセスしているように見せられる機能もあります。別の国のサーバーに接続し、その国でしか利用できないローカルコンテンツにアクセスできるようにすることが可能です。

2- 検索エンジン等に情報を提供しない

通常検索エンジンを利用すると検索エンジンサービスは、IPアドレスや検索内容を記録しています。VPNを利用すると、インターネットに接続されたIPアドレスの匿名化が可能です。この機能を使うことで、検索エンジンに個人に関するさまざまな情報を渡すことなくインターネット利用が可能です。

VPNは常に接続しておくべきか?

それでは、タイトルにもあるようにVPNは常に接続しておく方がいいのでしょうか。

特に機密情報を送信するときや、公衆無線LANを利用するときは、VPNに接続することでセキュリティを大幅に高めることができます。インターネット上に潜むリスクを回避するには、VPN接続が有効です。そして、オンライントラフィックを暗号化して、プライバシーを守るには、VPNに常に接続するのが望ましいでしょう。ただし、常にVPN接続していると、インターネットの速度が低下することもあります。また、サイトの中には匿名性を盾にした悪用を防ぐために、VPNをブロックするケースもあります。結果として、VPNへの接続が必要なときは特に、できる限り接続しておいた方がいいでしょう。そしてVPN接続を使う上で便利な機能が自動接続機能です。

VPN自動接続機能とは?

自動接続機能とは、特定のWi-Fiネットワークに接続する際に、自動的にVPNに接続してくれる機能です。この機能は、常にVPNに接続する必要がある場合に有効であったり、VPN接続が切れた場合、自動的に再接続してくれる機能もあります。自動接続機能を活用すれば、自動的にVPNサーバーに接続することができます。つまり、毎回手動でVPNをオンにする手間が省ける上に、常に保護された状態でインターネットを閲覧することができるようになります。

さらに、自動キルスイッチ、脅威対策機能など、デジタルセキュリティをさらに一段回強化するVPN機能が備わっているものもあります。

VPNの自動接続機能の使い方

ここでは、VPNの自動接続機能により、ネットワーク上で手間なくセキュリティを強化する方法をNordVPNアプリを使って紹介していきましょう。

NordVPNアプリを使用したいデバイスに導入して、自動接続を有効にします。たったこれだけで、Wi-Fiネットワークに接続するたびに、自動的にVPN接続が開始されます。

一度VPNに接続すると、ハッカーやサイバー犯罪者から保護するために、インターネットトラフィックはVPNトンネルを介して暗号化されるので安心安全ですね。また、この機能をカスタマイズすることもできます。VPN接続を自動的に開始させたいタイミングを、「①オフ」「②Wi-Fiネットワークのみ」「③常に」の3種類から選択できます。VPNの自動接続機能の最大のメリットは、一度設定すれば、どのWi-Fiネットワークに接続しても、常に安全を保てる点です。

最後に

安全性を高めるVPNを上手に活用するために、VPNを常に接続しておくべきか、またVPNの自動接続機能とはなにか、について解説してきましたがいかがでしたか?インターネットの脅威はすぐそこに潜んでいます。安心安全なインターネットライフを送るためにも、安全性を高めるVPNや、セキュリティソフトについて私たちも情報を定期的にアップロードしていきましょう。